GRADUATE INTRODUCTION
卒業生インタビューはじまりは新潟調理師専門学校から。
そして今、それぞれのステージで活躍する先輩たち。
・平成12年度・調理ビジネス科(現フランス・イタリア料理専攻)卒業
・ラ・ジェンマ(新発田市)オーナーシェフ
「人が一生涯に摂る食事は約9万回。その1回に選んでくださったお客様に感謝しなければならない」というのは、専門学校の頃に聞いた授業の受け売りですが(笑)、今はしみじみと実感します。お店ではご注文の際に苦手な食材がないかお聞きするなど、できるだけ個別のご要望にお応えしています。それは、大切な1回の食事を気持ちよく召し上がっていただきたいから。そうしてお客様とコミュニケーションを取り、料理を通じて心が通い合った瞬間は最高にうれしいです。自分の家族や恋人に料理を作る時は気持ちがMAXになるものですが、そのベクトルをお客様に向けることで、「おいしかった!」「また来ます」という言葉や笑顔になって跳ね返ってくる。それが一番の原動力ですね。
料理の盛り付けイメージから「逆算」して、必要な下ごしらえをする。地元産の豚ロースは厚くカットして炭火焼きに。「食材そのものを活かす料理をお心掛けています」
ディナーのメニューをボードに書き込む。前菜からメイン、ドルチェ、ワインまでこだわりのメニューがずらり。夜はカップルのお客様も多いので、照明は少し落として大人の空間を演出。
この日のおすすめは、プリプリ大粒の牡蠣。ガレットやパスタで提供する。「お店のある新発田市と交流の深い、兵庫県赤穂市産の牡蠣です。加熱しても身が縮みにくく、濃厚でおいしいですよ!」
趣味はクルマ。とくに輸入車が好きで、休日は愛車でドライブへ。景色を見てぼーっとするのが至福の時間です。
1980年、新発田市生まれ。子どもの頃に食べたボンゴレスパゲッティがきっかけで料理の道を志す。卒業後さまざまな店で経験を積み、2010年「ラ・ジェンマ」をオープン。その間も2度イタリアへ食べ歩きに行くなど、料理への好奇心は尽きない。最近はイタリア野菜の自家栽培にトライしているそう。
卒業・その先にある未来
入学当初は華やかなイメージのある西洋料理の道を目指していました。けれど実習してみると、それまで食べてきた和食と違い、味噌汁一つとっても驚くほどおいしい。そんな和食の奥深さに惹かれて日本料理を専攻しました。新潟調理師専門学校は、プロを育てる学校です。「料理が好き」という出発点から、プロに向けての気持ちを作ってくれる先生が大勢います。知識や技術はもちろん、食材への感謝や道具の扱い方、料理に向きあう姿勢を学ばせていただけたことが今に生きています
「子どもの給食を作る仕事がしたい」という幼いころからの夢をかなえるため、専門的に給食調理を学べるこの学校を選びました。数人でクラス全員分の食事を作る実習では、調理だけでなく献立作成からカロリー計算、材料の買い出しまで一通り経験。そのことが今の職場でも大変役立っています。日々時間との勝負だったり、体力が必要だったりと大変なこともありますが、それよりも楽しさが上回る仕事です。子どもの「おいしかった!」の言葉に毎日パワーをもらっています。
前職のホテルで洋食兼デザートの配属となりお菓子作りに魅了され、今のお店に入りました。お客様が喜ぶ料理を作る、お客様の気持ちになって接客サービスをする。そのどちらも欠けてはいけませんし、新潟調理師専門学校で基礎となる技術やレストランサービスを学んだことで、今、お客様の気持ちにより添えられると感じます。メニュー開発では自分の考えた料理が形になるのが大きなやりがいです。お客様の笑顔と「おいしかったよ」の言葉が活力になる、すてきな仕事です!
料理長
昭和55年度卒業
料理長
昭和59年度卒業
和食料理長
平成4年度卒業
洋食調理課
バイキングレストランつばき料理長
昭和61年度卒業
料理長
昭和61年度卒業
洋食調理部長
昭和57年度卒業
中国料理長
昭和60年度卒業